番外編

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「ねえ、海斗」 今度は、いつ会えるの? そう言いかけて私は思わず口を閉じる。 それは言ってはいけない願い。 海斗の迷惑になる。 『莉沙?』 不思議そうな海斗の声に、私は誤魔化そうと声のトーンをあげる。 「り、凛ちゃん。 また可愛くなってたよ。優花さんも元気」 『ああ、優花から時々写真が送られてくるよ。本当に可愛いよな』 電話ごしに海斗は思い出した様に明るい声をあげる。 「うん、優花さんにもよくしてもらってるよ。和人さんにも」 『…和人。莉沙に変な事してない?』 海斗のやや不満げな声に、私は思わず笑ってしまう。 「信用ないの?」 『ま、本当にそんな事あっても、優花が怖いからな。和人殺されるぞ』 海斗が笑いながら冗談ぽく言った。
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