5137人が本棚に入れています
本棚に追加
それは何かの合図みたいだった…
「…透…もう、泣かなくていいんだよ」
呟く様に師匠は俺の頭を引き寄せて囁いた。
近付く身体に一瞬垣間見た師匠の表情…
俺は許されない事をしたんだ。
なのに、もう…止められない。
「師匠…好きだ」
手で直接肌に触れる。
薄く滑らかな真っ白い皮膚は微かに色付き艶めいていた。
師匠の肌に触れるのは初めてで、何も纏わないその身体は風呂を覗いた時とは比べ物にならない程興奮する。
痩せてる割りには胸がでかい気がする…
爪で引っ掻かいた所は俺が舐めた所為もあってか赤くなっていた。
もう一度、舌を這わせてその柔らかさを感じると…
「…っぅあ…っ!!」
小さな悲鳴にも似た高い声が聞こえて俺は思わず顔を上げた。
「…………」
動かない左腕は俺がしっかり掴んでるが、師匠は右腕で目元を隠して右に顔を反らして荒く呼吸をし隙間から見えた右目は力一杯閉じて、顔は紅潮している。
「師匠…顔、隠さないで」
「あ、やっ…」
師匠の右腕を掴むと布団に押しつける。
かなり恥ずかしいのだろう、顔を更に真っ赤にして泣きそうな表情だ。
「綺麗だよ、師匠…俺に全部頂戴…全部…全部欲しい」
最初のコメントを投稿しよう!