DEAR SMILE

変わらないもの

｢…怒る気失せたよ。
そんな顔で笑われたら…。｣

｢あんがと♪｣

すると恋歌は俺の手を握る。

俺は恋歌の方をちらっと見たけど…俺から目を逸らした。

今…恋歌と付き合ってから数ヶ月くらい経った。

その間に、
俺は恋歌の事をたくさん知ることが出来た。

例えば、今でいうなら、恥ずかしい時は俺からわざと目を逸らすんだよな。

そんな小さな癖？
みたいなもんもこの数ヶ月で知ることが出来た。

もちろん知らない事もまだまだたくさんあるんだけどな。

だけど知らない事はこれから知っていけばいいんだよな。