イケメン、格下げですっ!

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「うあ~…今日も女子すごいね」 「当たり前だよ、かっこいいもん」 はじめまして! 私、高木和。たかきなごみ、ね♪ 「高木」は「たかき」って読んでね。皆間違えるんだよねぇ。 「眺めてるだけとか…むなしーっ」 で、隣にいるのは、 黒髪でストパーかけたみたいにサラサラストレートの髪に、色白の肌。 誰がみても羨ましがる、私の親友、溝口萌(ミゾグチモエ)。 私達は教室の窓から、毎朝女子に囲まれている、学校1のイケメンとも言われている、塩崎千夏(シオザキチナツ)くんを眺めている。 塩崎くんは本当にかっこよくて、私も挨拶したいのは山々なんだけど… あんなにたくさんいる女子軍団の中に入ってまで挨拶するのは嫌。 萌も私と同じ意見♪ 「もっと近くで見たいな~」 私の願いは、もうすぐ叶うことになる。
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