イケメン、格下げですっ!

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「起りーつ、れーい」 クラスの男子の眠そうな号令で、最後の授業が終わった。 やっと帰れる…って思ったら、萌に塩崎くんに話しかけようと誘われた。 「えぇえっ?やだよ…ミーハーみたいじゃん」 「だってさー、クラス違うし話しかけるチャンスなんてこないと思うんだよね!」 どうしよ…? 確かに話してみたいけど… 「どうしてもっていうんなら…」 「本当っ?じゃーあ決まり!」 萌は笑顔でスキップしだした。 あぁ恥ずかしい! 「ホラ、早く行くよっ」 「はいはい」 正直、緊張しまくり!
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