夜桜🌸♯君みたいな花…♯

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僕らはまたゆっくりと歩き始めた。さっきとは違って手を繋ぎ合わせた状態で… 「雲雀クンの手は冷たいですね」 「そう言う君の手は温かいね」 「クフフ…温めてあげますよ」 そう言った彼は僕の手をギュッと強く包んでくれる。 すると彼は何かを思い出したのかハッとした様子でケータイをポケットから取り出した。 彼がしばらくケータイを弄っていると突然聞き覚えのあるメロディーが聞こえてくる。 「この曲…」 「唄ってくれますか?」 彼は半分くらい流れたその曲を一端止め3・2・1の合図でもう一度ケータイのボタンを押した。 僕は大きく息を吸って… そして…
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