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ブルーホールの近くに
この世界では見かけないような奴がいた。
それは正しくさっきの
少年だった。
少年、涙川 雫を見た少年達は
ハッと驚いていた。
「なんなんだ…?これ…。」
「…ブルーホールから
来たのか……?」
魅雪と白空は
あたふたしていた。
「…んッ…~~~ッ」
「あ、目を冷ましたぞ 魅雪
どうすんだ?これ」
「え?僕に言われても…」
雫はブルーホールから
落ちた衝撃で腰を撃った。
起き上がろうとするが
痛いくて駄目らしい。
だからそのまま雫は
口だけを動かした。
「…ここは?」
雫のその言葉に
魅雪は口を開いた。
「えっと…、幻想の国だよ。」
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