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歩いていると、 人と一緒に小さい何かが 翔んでいる。 それ等を不思議そうに 雫がみていると白い家についた。 ここは、魅雪と白空の家。 薄紫色のゼリー状の奴に シーツをひいた ベッドらしき物に 白空達は雫を優しく下ろした。 雫は何もかもが不思議で 仕方がないように見える。 そんな 雫を見て、 白空は口を開いた。 「お前は 何処から来た?  名前は?」 そう聞かれると、 辺りを見回すのを止め 話し始めた。 「孤独の国から来た。  …涙川 雫。」 話しを聞いていた魅雪が 口を開いた。 「長い名前だね。  僕は 魅雪だよ。」 そう言って 魅雪は 雫に微笑んだ。 「俺は 白空。  孤独の国は初耳だ。」 「僕も 幻想の国って  初めて聞いたよ」 .
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