第18章

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「炎帝?ラルって確かその前氷帝になったよね?」 「おぉ、そうだった気がする」 ラルクは素で忘れていた。 「えっ?あなたが新しい氷帝ですか?」 「おぉ、一応。まぁ、今日なったばっかりだけどな」 「まだ小さいのにね」 ユナはラルクを子供扱いし、ラルクの頭をポンポン叩いた。 「むぅ、子供扱いとは失礼だぞ」 ラルクは少し嫌そうな顔をする。 「アハハ でもまだ子供じゃんかぁ」 ユナは楽しそうに笑っていた。 「クスッ 楽しそうね」 白い少女がいつの間にかラルク達の後ろにいた。 ユナは咄嗟に身構える。 「女の子?」 身構えたが現れたのが少女だったので少し気が緩んだ。 「ユナ!!後ろ」 ラルクが声を張り上げる。 ユナは直ぐに後ろを振り向く。 ドンッ 黒い影がユナに当たっていった。 ドサッ 下が雪なのであまりダメージを負わずにすんだユナ。 「速い…ですね」
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