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「炎帝?ラルって確かその前氷帝になったよね?」
「おぉ、そうだった気がする」
ラルクは素で忘れていた。
「えっ?あなたが新しい氷帝ですか?」
「おぉ、一応。まぁ、今日なったばっかりだけどな」
「まだ小さいのにね」
ユナはラルクを子供扱いし、ラルクの頭をポンポン叩いた。
「むぅ、子供扱いとは失礼だぞ」
ラルクは少し嫌そうな顔をする。
「アハハ でもまだ子供じゃんかぁ」
ユナは楽しそうに笑っていた。
「クスッ 楽しそうね」
白い少女がいつの間にかラルク達の後ろにいた。
ユナは咄嗟に身構える。
「女の子?」
身構えたが現れたのが少女だったので少し気が緩んだ。
「ユナ!!後ろ」
ラルクが声を張り上げる。
ユナは直ぐに後ろを振り向く。
ドンッ
黒い影がユナに当たっていった。
ドサッ
下が雪なのであまりダメージを負わずにすんだユナ。
「速い…ですね」
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