三日月

2/95
前へ
/95ページ
次へ
ふと、仕事の合間に携帯電話に手が伸びた。 何の意味もなく… あるホームページに目が向き「投稿」した。 すると、何件もメールが入ってきた。 求めているのは「恋愛」 そんなつもりもなかったので、適当に済ませた。 すると…又メールの着信音 「またか…」と思いながらもメールを見ると、「友達になってもらえませんか?」 という内容だった。 「まっ!友達ならいいか?」と簡単に「良いですよ。友達になりましょう。」とメールを返信した。 すると「有り難うございます。私…友達が居ないものだから…たまたまサイトを開いたら貴方がいたの。宜しくお願いします。」 というメールがきた。 それから、毎日のようにメールで語り合った。 顔も本名も年齢も住んでいる所も分からない相手と… だが、楽しいメールで、プッと吹き出してしまうときがあった 「おい、おい、今、仕事中だから笑わせるなよ!」 すると彼女から「ごめんなさい。きをつけるね」 毎日が何だか楽しく思えてきた…
/95ページ

最初のコメントを投稿しよう!

18人が本棚に入れています
本棚に追加