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◇ ◇ ◇
「……んっ、んん……?」
寒さを感じた俺は、まだ寝ぼけ眼で周りを見始めた。
誰もいなくて、ちょっと肌寒い。
それになんか夕焼け色に染まって……ん?夕焼け……?
「……授業全部サボっちまった!」
やばい!嵐の分のノートとか、俺の分のノート!
やばいやばいと、あたふたしていると、後ろから扉の開く音がした。
「あ、起きてた」
「!水越~」
俺は水越に、どれだけ焦ってるかを伝えようとした。
が、焦りすぎて自分でも何を言いたいのかわからなくなった。
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