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プリントにある百問は、基本と応用が混ざっていて解き応えがあり、俺は夢中になって解いた。
一通り解き終わったなと思いつつシャーペンを置き、一息つく。
と、後ろから手が伸びてきて俺のプリントを取り上げた。
「あ」
「おー。やっぱり凪凄いな」
取り上げたのは水越だった。
「さすが、学年五位だな」
「いや、理数系は嵐の方が凄いし」
俺、文系だし。
と言ったはずなのに、水越は聞く耳持たずだ。
丸をつけたプリントを返された俺は、とりあえず机の上を片付け始める。
「あ、そういや委員長が呼んでたぜ?」
水越が寝ている同級生を起こしながら俺に言う。
なんだろう、俺何かしたかな?
疑問に思いつつ、俺は委員長を探しに部屋をでた。
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