第一章:変化

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そのためか、近隣諸国からは〔宣戦布告だ!〕とか〔また無意味な戦いを始める気か!〕と、いろいろクレームが来たのだが、フレールズ共和国と隣接する国との境には、軍が集結しているとの噂もある。 しかも、これは正確な情報ではないが、核弾頭の発射準備をしているんだとか。 各師団の車両、戦車等全車両が入口を通過すると厳重な警戒のもと、入口が閉鎖された。 そして海岸近くに停まると各車両から隊員達が出て来て、師団事に分かれた。 ちなみに、フレールズ共和国の部隊は既に整列して、待っている。 艦隊は、海上で待機だ。 両国の基地司令官からの挨拶があり、演習についての説明が終わると、一次解散となった。 「はぁ、なんか緊張してきましたね?」 今俺達は、自分達が乗って来た兵員輸送車にもたれて、アサルトライフルの点検をしている所だ。 「緊張してきたのか?なら海に向かって大声で叫ぶといい、気分が良くなるぜ?」 「それは、レンと変態にしか通用しませんよ。」 あぁ、変態と言ってしまったか。またあいつが絡みにくるぞ。はぁ…。
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