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ほら、見てみろ。
距離からにして、1キロくらい離れた所にいる変態が、にやけた面して俺達を見つめてる。
全く、朝食ったもんが出てきそうな程気持ち悪いな。
「レン、あの変態こっちに向かって走って来てるんですが?」
「知らねぇよ、つかお前が呼んだんじゃねぇか!」
しかも、あいつ走る速さが超人並なんだよな。
「ハーハッハハハ!呼んだかね?諸君!何々、俺の好きな女の子のタイプについて話してたのかな?全く、そんな事なら照れずにこのクルード・B・ドルトニー様に聞きたまえ!ハーハハハ!」
「「…はぁ…。」」
こっちが全くって言いたいぜ。
しかも、なんか勝手に話が進んでるし。
ていうか、てめぇの好きな女の子のタイプなんて、知りたくもねぇよ!
「ドルトニー様?貴方はそんなに余裕こいている暇があるのかな?」
二人を見て大笑いしているドルトニーの背後から、笑顔だが目が笑っていない男が出て来た。
その直後、大笑いしていたドルトニーが一瞬にして顔面蒼白になり、冷や汗ダラダラと大量にかきだした。
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