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とっくに日は沈んで、草木も眠りにつこうかという夜9時。
スマブラ城とある一室に、目的を同じとした何人かのファイターの面々が集まっていた。
総勢十人そこそこ、全員ソファーか床に座って、ある一点にくぎづけになっている。
ある一点とは、真っ暗にした部屋の隅、ぼんやりと浮かび上がる液晶。
テレビである。
リンク「やべーよ今年の心霊特集だってCMから怖かったもん。うわーって悪霊がうわーって」
マルス「リンクうるさいよ。余計に怖くなるようなこと言ったら殺すよ?ああもうあと30秒で始まるどうしよトイレいっとこうかなぁ」
ウルフ「ふっ(笑)ビビり王子は部屋へ戻ったほうがいいんじゃないか?」
マルス「(カチン)獣がこの繊細な感情を理解するにはオツムが足りないみたいだね。目に見えないものが怖いのは人間ゆえの」マリオ「あーもう始まるから!黙って馬鹿王子」
マルス「うっ」
鋭くかつなかなかひどいマリオの一喝が飛んできて、反論を展開していたマルスが黙った。
と、
MC《みなさんこんばんは。さて今日は夏のこの季節にあった涼しくなる話。怪談の特集というわけで、様々なゲストの方々に来ていただいております》
心霊特集が始まった。
ポケトレ「あ、あの人知ってます。有名な霊媒師ですよね」
ピット「ただのおばさんにしか見えないけどなー」
ファルコ「いやすごいんだぜ。なんか憑依とかされたりしてた」
アイク(ファルコが詳しいのが意外だ…)
熱心に話して聞かせるファルコに、アイクは少し驚いたようだった。
ゼルダ「みんな物好きねぇ」
スネーク「いやあんたも好きなんだろ?」
今回怖いもの見たさに集まったのは、ファルコ、ウルフ、リンク、ゼルダ、マルス、アイク、マリオ、スネーク、ピット、ポケトレ、の10人
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