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MC《後半には心霊写真も見ていただきます。今回のは本当にすごいらしいですからね。お楽しみとばかりにはいきませんよ。》
いたずらっぽくニヤリと笑うMCに、壁に背中を押し付けていたマルスが顔をしかめた。
マルス「本当にやばそうなんだけど…」
アイク「どうせ今部屋に戻っても気になって眠れないだろうが。ここにいろ」
マルス「うーん…そうなんだよねぇ」
ソファーと壁の間からテレビを伺う王子をちらりと一瞥(いちべつ)して、アイクはため息とともにテレビに目を移した。
テレビではナレーションとともに、いかにも何か映りそうな再現VTRが始まっていた。
VTR《何度も扉を閉めるのに、気付くといつも扉は開いているんです…最初は建て付けが悪いのかな、くらいに思ってたんですけど…》
マリオ「あーもーこれぜったい幽霊の仕業じゃん!わかったよこえーから早くオチろよ!」
ピット「マリオさんそれじゃVTRにする意味ないですって」
いるよねこういう緊張感が高まると騒ぎだす奴
マリオ「つーかこれうち(スマブラ城)でも起こってるよ!気付くと天井裏が開いてんだよ恐すぎだよ!」
ファルコ「それ幽霊じゃん?」
リンク「それスネークじゃん?」
スネーク「それ俺だ」
マリオ「まじかよびびったじゃんよかったー(´Д`)」
ピット「いやスネークさん何やってんの?」
ファルコ「スネークかよー」
スネーク「ハハハ済まない」
ピット「いやだからなにやってんの?」
ピットの冷静な突っ込みは暗闇に吸い込まれていった。
ゼルダ「ねぇリンク、私の部屋も最近天井が」リンク「大丈夫ですよ姫。後で俺が始末しときますんで」
勇者の笑顔というスネークの死亡フラグがたったのは言うまでもない。
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