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シオンが家の中に入ると、ユーリとユーリの使い魔の『大天使ミカエル』がキッチンで料理を作っていた。
ユーリは腰の辺りまでの長い金髪で瞳は碧い。
ミカエルは瞳も髪も金だが、髪の長さは腰辺りまである。
シオン「ユーリ、ただいま。」
ユーリ「おかえり、シオン。」
ユーリが返事をすると、ミカエルもおかえりなさいと言って出迎える。
シオン「寝てなくていいのか?」
シオンは妊娠しているユーリが料理をしていたので心配になっていた。
ユーリ「料理ぐらい大丈夫よ。ミカエルもいるし。」
ユーリがそう言うとミカエルは笑顔でシオンを見て任せてと言わんばかりに頷いた。
シオンはそれに笑顔で返す。
ユーリ「シオン、夕飯出来たから子ども達呼んできて。」
シオンはわかったと言って庭に向かった。
シオン「みんなーご飯できたぞー!!」
子ども達はシオンの声を聞くと嬉しそうに家の中に入って行った。
今、庭にはシオンとルシファーの2人だけになった。
ルシファー「あいつらの才能はすごいものがあるぞ。将来はみんな隊長レベルにはなる。」
シオン「そんなにか?」
シオンはルシファーの言ったことに驚いた。
ルシファー「あぁ。10才であれはすごいぞ。‥‥みんなを守るためにも勝たなきゃな。」
ルシファーの言葉でシオンの顔は引き締まり、2人は何かを決意したように顔を見合わせた。
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