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それから3ヶ月はあっという間だった。
シオンとユーリはいつも2人でおり、とても戦う前の人とは思えないほどの笑顔だった。
子ども達はルシファーとミカエルに魔法を教えてもらいユーリを守ると張り切っていた。
王をなんとか説得できたものの王子であるラウル・アブレイユが精霊界に行くと聞かず、行くことになった。普通は王子であるラウルは行くことが許されないのだが、ラウルは『蒼炎の騎士』という二つ名があり戦力になるとギルドマスターが許したのだ。ラウルの髪は肩ぐらいまである茶髪だ。
今、シオン達はは王の城にいる。子ども達も一緒に。
王が城のほうが子どもを産む設備が整っているから引っ越して来なさいと言うので城に引っ越したのだ。
そこでシオン達は夕食の後、王座の間に来て王と話をしていた。
ユーリ「でもよかったんですか?私達が城に住んで。」
王「いいのじゃよ、そんな心配はせんで2人はラウルの数少ない友達なのだから。」
ラウルは数少ないという言葉に反論していたが、シオンは自分を『漆黒の覇者』ではなくラウル・アブレイユの友、シオン・エリオッドとして見てくれている王やラウルに感謝した。
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