お願い事

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『せんせえ出来た!』 『せんせいよ。たかしくん…間違いだらけよ…ふうん…そうなの』 『せんせえだからおしえたの!ないしょ』 『は~い!』 あしたはたにゃばた!えっとおうじさま?とおひめさまがであえる日 『小学校三年生なのに…』『う?』 『いいの…いいのよ』 『先生』 『あら…あけみちゃん』 『書けました』 『あら…早いわね』 『えへへ…たかしくんは何て書いたの?私はね』 『うっうるしゃい!ば~か』 『こらたかしくん』 『べ~だ!』 あけみちゃんとなかよししたいのに…また…ば~かっていっちゃった。泣 『たかしくん…私のこと嫌いなのかな?』 『そんなことないわよ…(思春期なのよね…)』 『だから…お星さまにお願いしたら叶うよね…たかしくんと仲良くなれますようにって書いたから』 『そうね…叶えてくれるわよ』 『おはよう!たかしくん!』『…おっ…おっ』 『え?』 『っ…ば~か!!』 なよし…たいのに…なかよし… 『たかしくん…どうして泣いてるの?』 『せんせえ…うぅ…あけみちゃんとなかよし…したい…』 『うん』 『なのに…ば~かっていっちゃうの』 『(青春ね…)そうだ!じゃあね…』 せんせえがごにょにょと何かいってきた…さっそくやっとみたけど…… 『…あっ…たかしくん…あの…あのね』 『………』 『え?』 たんざく…わたして逃げた 『ごめんなしゃい…ほんとうは…あけみちゃんとなかよししたい!』 でも…ぼくのことおきょってゆるしゃてくれない 『せんせえ…わたしたけど…れも…』 『たかしくん』 『!!』 『あらあらたかしくん先生の後ろ隠れてどうしたの?』 『……』 『あのね…わたしも短冊に…書いたんだけど…書き直したの…返事書こうと思って(書いた内容は変わってないけど)…読んで』 こわきゃったけど…うけとってみたら 『うん!…わたしも仲良ししたいよ』 嬉しくて嬉しくて 『たかしくん泣いてるの?』 『あけみちゃんこそ』 『あっ…ば~かじゃない(嬉)』 『…えへへ』 『あっ(笑ってくれた)えへへ』 『(笑ってくれた)おうじさまとおひめさまのおかげ』 『おうじさまとおひめさま?あっ!彦星様と織姫様?』 『う?』 『ううん…王子様とお姫様のお陰だね』 それは七夕がくれた素直になる魔法♪短冊にお願いごとを
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