1人が本棚に入れています
本棚に追加
『せんせえ出来た!』
『せんせいよ。たかしくん…間違いだらけよ…ふうん…そうなの』
『せんせえだからおしえたの!ないしょ』
『は~い!』
あしたはたにゃばた!えっとおうじさま?とおひめさまがであえる日
『小学校三年生なのに…』『う?』
『いいの…いいのよ』
『先生』
『あら…あけみちゃん』
『書けました』
『あら…早いわね』
『えへへ…たかしくんは何て書いたの?私はね』
『うっうるしゃい!ば~か』
『こらたかしくん』
『べ~だ!』
あけみちゃんとなかよししたいのに…また…ば~かっていっちゃった。泣
『たかしくん…私のこと嫌いなのかな?』
『そんなことないわよ…(思春期なのよね…)』
『だから…お星さまにお願いしたら叶うよね…たかしくんと仲良くなれますようにって書いたから』
『そうね…叶えてくれるわよ』
『おはよう!たかしくん!』『…おっ…おっ』
『え?』
『っ…ば~か!!』
なよし…たいのに…なかよし…
『たかしくん…どうして泣いてるの?』
『せんせえ…うぅ…あけみちゃんとなかよし…したい…』
『うん』
『なのに…ば~かっていっちゃうの』
『(青春ね…)そうだ!じゃあね…』
せんせえがごにょにょと何かいってきた…さっそくやっとみたけど……
『…あっ…たかしくん…あの…あのね』
『………』
『え?』
たんざく…わたして逃げた
『ごめんなしゃい…ほんとうは…あけみちゃんとなかよししたい!』
でも…ぼくのことおきょってゆるしゃてくれない
『せんせえ…わたしたけど…れも…』
『たかしくん』
『!!』
『あらあらたかしくん先生の後ろ隠れてどうしたの?』
『……』
『あのね…わたしも短冊に…書いたんだけど…書き直したの…返事書こうと思って(書いた内容は変わってないけど)…読んで』
こわきゃったけど…うけとってみたら
『うん!…わたしも仲良ししたいよ』
嬉しくて嬉しくて
『たかしくん泣いてるの?』
『あけみちゃんこそ』
『あっ…ば~かじゃない(嬉)』
『…えへへ』
『あっ(笑ってくれた)えへへ』
『(笑ってくれた)おうじさまとおひめさまのおかげ』
『おうじさまとおひめさま?あっ!彦星様と織姫様?』
『う?』
『ううん…王子様とお姫様のお陰だね』
それは七夕がくれた素直になる魔法♪短冊にお願いごとを
最初のコメントを投稿しよう!