Chapterー3ー4

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ー殺せ。 その言葉はあやすかのようにマスキートに伝わる。 凶悪な生物としての危険な本能が目覚めていく。 ーU.B.C.S.ノ トクムブタイヨスベテ コロス…!! 口が開いた。 すると、左右に唸り、生理的に受け付けるのを拒否しそうなほどの嫌な音を立てながら何か細長い物が伸びてきたのだ。 「あ… あ…」 触手。 一言でいうならばそうなのだろう。 恐怖で視線はそれに引きつけられる。 「チャーリー!!」 「隊長ぉ…!」 次の瞬間触手はチャーリーの首にまっすぐに突き刺さった。
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