Chapter-3ー5

10/11
前へ
/428ページ
次へ
「バーネット隊長!」 ウィルたちが近づく。 「やりましたね、これで…」 「ああ、安心だな。」 バーネットはアサルト・ライフルを拾うべくしゃがみこんだ。 瞬間、マスキートの眼孔が鋭く光った。 「! 危ない!!」 「生きてる!?」 言った時には遅かった。 マスキートの触手がバーネットの首に突き刺さる。 「ぐあああ!!」 「隊長!? そんな!」 「畜生!!」 叫び、ウィルがバーネットに近づく。 「隊長を放せ!!」 突き刺さった触手を引き抜こうとする。 しかし、なかなか離れない。 「ウィル、戻れ!!」 「ウィル、駄目よ!」 ブルースとランスが警告する。 その間にもマスキートはウィルに近づく。 「……ぐぅ! こいつ…!!」 後ろを振り向きハンドガンを撃とうとした。 しかし、後ろを振り返ったウィルの顔面にマスキートは何か赤い液体を振りかけた。
/428ページ

最初のコメントを投稿しよう!

592人が本棚に入れています
本棚に追加