Chapter-0

4/6
592人が本棚に入れています
本棚に追加
/428ページ
「てめえッ!!いつのまに警察を呼びやがった!?」 胸ぐらをつかまれながらも父は平然として答えた。 「お前達に答える舌はない。」 「あんだと!?」 するとスピーカーが外から響いた 「こちらはニューヨーク市警だ!犯人グループにつぐ、この家は完全に包囲した。速やかに人質を離し投降しなさい!!」 …俺はあの時警察がきた時点でもう何もかも終わると信じてた。 だが、運命か何かのイタズラを…俺は恨んだ 「聞こえるか!?十分以内に投降しなさい!! さもなければ突入する!!」 「ええいッ!!!うるせえー」 俺は…自分の目が狂ったのかと思った。 違った 突如として突きつけられたショットガンの銃口、耳を裂くかのような強烈な音、 そして飛び散った鮮血… 「ッ…!!パパ!?」 彼はやっと口からそう言葉が出た。 「あなたッ!!あなたッ!!」 次の瞬間 男の銃口が母さんに突きつけられ… 「あの世でラブにやってろよ。」 「止めて!」 彼はそう口にしたと思った 出来なかった 悪魔のような銃声が母さんの胸を貫き… 俺の叫びは虚しく宙に舞った。
/428ページ

最初のコメントを投稿しよう!