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やばっ!!
泣きそう…
ホントに翼について行きたい。
元気でいれたらマネージャーだって何だってやってあげるのに…
「ありがと!!
そんなこと言っても何も出ないよ?
それじゃぁ今日はそろそろ行こうかな。
また明日ね。」
このまま話してたら泣いちゃうかも…
病気なんてみんな無くなっちゃえばいいのに…
「わかったよ!!
明日も待ってる。
またねー!!」
待ってるってさ!!
カワイイ!!
私も可愛いのアピールしとこうかな。
………しないけど。
とりあえず行きましょう。
じゃぁね~。
ふぅ…
凄い真っ直ぐな子。
きっとすぐに退院できるんだろうな。
やっぱり私とは違うんだ。
私は勝手に落ち込みながら部屋へと戻っていった。
部屋に帰ると愛子が布団を直してくれていた。
「おかえり~
ちゃんと話してきた?」
愛子は笑顔で聞いてくる。
落ち込んでなんていられないよね。
私はさっきのことを愛子に話した。
「もう!!
そんなに笑わないでもイイじゃない!!
私だって恥ずかしかったの!!」
愛子の笑いは止まりそうもありません。
でも確かに誰かにこの話聞かされたら私も笑ったかも。
「さすが桜って感じ!!
可愛い顔して意外と呆けてるもんね。」
まだ私の顔は恥ずかしさで赤くなってきた。
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