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すると、そこにはやはり思った通りの人物が居た。
「ミキ~そんな心配しなくてもケンカなんてしてないよ。一方的に殴りつけてるだけだから」
「だぁからそれが心配なんだってぇ~!」
あたしを必死に止めようとしているミキ――東城美姫は、あたしとフウリの仲裁役の女の子。
顔は可愛いし、長い黒髪は女の子らしくウェーブがかかって、スタイルも抜群。
しかも、実家は外国でも有名な東城財閥。
その一人娘ときたら…もう欠点などあるはずないじゃないか!!
なのにミキは、こんなレベルの低い学校に通っている。
頭も良いのに、どうしてこんな学校を選んだんだろう?
わざわざあたしたちに合わせることないのに…。
それとも、もっと別の理由があるのだろうか?
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