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時は２××２年
時代は衰退し、日本経済は“最悪”の状態に陥った
やがては富裕層と貧困層が別々の地区で暮らすようになり
東京や大阪、博多、札幌、名古屋などの大都市に貧困層の姿は無くなる
…そう、実質的な目に見える格差社会がここに誕生した
大都市を離れた貧困街の元々公園だった場所にはホームレスが溢れかえり
貧困層の年間の自殺数が２倍になり
失業者の増加
高校進学率は…３２％
日本は他の国からも融資を受けれない状態となり、国の経済は大都市を支える６つの世界的財閥の収益によって成り立っていた
かつて産業国家と言われた日本
もう、この国で儲かる職業や発明など無いに等しいものとなっていた…
しかし、
ただ唯一、
兆しとして注目されている事があった…
“仮想世界”
ある大財閥の１つに属する研究者が開発した全く新しいバーチャル世界
その“世界”の存在を“現実世界”の各国は見逃しはしなかった
この物語はとある高校生の
出会いと別れを描いた物語である
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