奏(かなで)

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…と兵頭先生が言い終わる瞬間だった 「い、痛たたたた…(棒読み)」 先生の言葉に被さった1つの“棒読み” そう…“棒読み” 「先生…お腹が痛いです(棒読み)」 「もう一度言います。腹痛いです」 「保健室へ行ってもいいでしょうか?」 少年に神が舞い降りた 彼は救われたのだ 兵頭「なんだ川崎…腹が痛いのか?」 兵頭「…まぁ、しょうがないな」 兵頭「おい!朝霧!!…」 「はい!保険委員の朝霧は迅速に一生懸命心を込めて川崎君を保健室にお連れしてきます!!(やりぃ!ナイス“ミシェル”)」 「それじゃ、川崎君行こうか!(よくやったぜ!“ミシェル”)」 「先生、行って参ります!!(もう二度と戻って来ねーぜっ!なっ?“ミシェル”)」 兵頭「あっ…」 彼の姿は兵頭先生が次の一言を言おうとした時には…もう無かった そして、 そこに残ったのは白紙のノートと… ゲームの情報が記されたメモ帳のみ 荷物が入った鞄は…消え去っている 兵頭「なっ…!?」 兵頭「朝霧っ!?あいつ鞄まで持って行ったてのか!?まさか…」 兵頭「サボタージュか!!」 兵頭「畜生!川崎もグルだったのか!あいつら2人のような不良は一生指導室にぶち込んでやるーっ!!!」 兵頭先生のそんな言葉が 授業終了のチャイムと重なった…
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