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明日は彼女との初デート。
デートを約束した日からテンションは上がりっぱなし。
何度もシュミレーションを繰り返した。
服も持っている中でも一番気に入っているものにした。
靴だけはいつも履いている薄汚れたスニーカーしかなかったので、奮発して新しいものを買った。
靴先が尖ってるもので、おしゃれなデザインのものを選んだ。
買ってから少し派手すぎるかとも思ったが気にしないことにした。
――デート当日。
待ち合わせ場所に走って向かいながら時計を確認。
約束の時間まであと5分、遅刻寸前。
いつもより念入りに髪をセットしていたら、時間がギリギリになってしまったのだ。
時間ギリギリで待合わせ場所に着いた。
案の定、彼女は既にそこにいた。
俺は彼女の名前を呼び手を振りながら駆け寄る。
彼女も俺に気付き笑顔で手を振りかえしてきた。
彼女に近付き止まろうとしたとき、事件は起こった。
履きなれない靴、普段より長い靴先。
確かにその心配はした。
しかし家からの道のり、なぜここで……。
つまずいて……転んだ。
派手にダイブした。
俺は彼女の前で地面に這いつくばっていた……。
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