墜心

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闇、それは誰にも存在する。 そう。今から語る「彼」にもあるもの。彼は人を喜ばせ笑わせ、他人の幸せのために努力する人だった。彼は言う。「それが僕にとっての幸せ」だと・・・ 彼は人を敬い、信じ、愛する人であった。時には裏切られることもあるが、彼は人を信頼することをやめなかった。何故なら彼は失いたくないから。自分と他人の「繋がり」が壊れることが一番怖かった。それは脆く、儚いもの。それを守るため自分が犠牲になることを厭わなかった。
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