プロローグ

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 カーンッ!! 「お、桜の奴やりやがったな」 「はいっ、これでみんなの今月のお給料四千円です」 眞子がうれしそうにそう俺達に伝える。なんていうか、こいつは年々所帯染みた奴になってきたな……。などと、ボーッと横から顔を見ているとつい視線が合う。 「……? どうしたんですかしぐちゃん?」 「なんでもねえよ」  とりあえず誤魔化しついでに眞子の頭をポンと叩く。  さて、前置きが長くなったが、万屋時雨、ただいま依頼を実行中である。
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