こっくりさんこっくりさん、カツオ君は私を好きですか?

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「…は に来た…」 A、B、Cはびっくりした。 花沢さんはニヤニヤわらって、次の な に10円玉を動かそうとしている。 力を抜いている三人からすれば、恐怖だ。 「…来たわよ…はな…はなざわになるのよ」 しかし10円玉は強く別方向に行こうとしている。 くそっ 花沢さんは、もっと力を掛けた。 ビリ… 「キャー」 Bが叫んだ。 Aは震えている。 Cもさすがに動揺している。 花沢さんが破いたみたいなもんだ。 もう誰も10円玉を触っていない。 花沢さんを残して。 花沢さんは破れた箇所をさけてひとりで10円玉を操り始めた。 「は」……「な」「さ」……… 花沢さんは汗をかいて必死に はなざわ となぞろうとしている。 花沢さんの爪にはひびが入り、明らかに人差し指が変な形に曲がっている。 A、B、Cはダッシュで帰った。 残りは花沢さんvsこっくりさん
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