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カラオケショップ ぴょんちゃん
三人で歌い始めて2時間半が経過した。
七見がいった。
「やっぱりダメ。」
「なあ?そもそもなんで、六色の声を失った?それにその六色ってなんだ?」
「ボイスパラシティックと戦ったとき、声を奪われたことがあったの。それ以来、六色の声がなんだったのかが思いだせなくて。私がウェザーダイバーになったきっかけのはずなのに。」
光也はしばらく考えて何かを思いだしたようにこういった。
「本来の世界のお前は声に虹を掛けるっていってた。」
「声に虹を掛ける?」
「ああ。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・そうだ!それよ!」
「どういうことだ?」
「六色の声は幸せ、癒し、心の支えなどなのよ!
歌は人の心を支え、癒し、幸せにする。自分の歌声とそれらが重なりあって声っていう名前の虹をつくるって考えていつも歌ってた、そんな大切な歌を音楽を守りたいって思ってウェザーダイバーになったの!」
「なんとなくわかった。」
「今の私ならスピーカーマイクが使えるわ!次に戦うときは協力して、ウェザーオーロラ!」
「あいよ。」
そんな中、悲鳴が。三人が部屋を出てみるとスピーカーパラシティックとボイスパラシティック、戦闘泥人形マッディア達が店員や客を襲っている。
光花が手を叩いて
「♪鬼さん、こちら!手のなる方へ♪」
彼らの気を引かせる。
彼らは光花達に目を向けこちらに、向かってくる。3人はぴょんちゃんを後にし、広い広場へと移動する。
スピーカーパラシティックとボイスパラシティック、戦闘泥人形マッディア達は彼らを追った。
光花を見つけると彼女を襲おうとする。
そこに虹唄七見と北南光也が立ち塞がる。
そして彼らを突き飛ばした。
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