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ウェザーオーロラがいった。
「お前のウェザーカード俺に渡してくれ!」
「え!?なんで!?」
「なんでもだ。とにかくほら!」
「う、うん!」
レインボーフロッグはウェザーオーロラに自分のウェザーカードを渡した。
「後ろ向け!」
「な、何するの?」
「いいから向け!ちょっと痛たいぞ!」
ウェザーオーロラはバックルからカードリーダーを外すとレインボーフロッグの背中にセットした。
「はぅ!?」
続いてレインボーフロッグのウェザーカードをそこへリードする。
あの声がいう。
「アタック・オーロラダイブ、レインボーフロッグ!」
「え!?え!?え!?なに!?なに!?」
彼女の身体はみるみるうちに変形し、あるギターへと姿を変えた。
「あたし、どうなっちゃたの?」
「マイクという名の尻尾が生えたギターになったのよ。いいか?俺のいうことを繰替えせ。」
「なんだかよくわかんないけど、了解!」
「奥義!レインボーカーテン!」
「奥義!レインボーカーテン!」
ウェザーオーロラは特別なギター化したレインボーフロッグでロックミュージックを弾きはじめる。だが巨大ボイスパラシティックは全く苦しんでいない。いやむしろ楽しんでいる。
そのギターから数々の音符が現れ、虹のカーテンを作る。
それが巨大ボイスパラシティックに迫ってくるが彼は気づかない。
彼にそのカーテンが触れた瞬間!
音符達が一斉に爆ぜた。
巨大ボイスパラシティックは大爆発し、消滅した。
ウェザーオーロラは特別なギター化したレインボーフロッグを空中に投げた。
彼女は空中で元のレインボーフロッグに戻り着地。
「なんか不思議な気分だったわ。でも楽しかった。」
「それはよかった。」
二人はダイブ・オフ(変身を解いた)した。
虹唄七見と周りの世界が徐々に消えはじめる。
「な、なにこれ?」
「この世界がお前に終を告げてるんだ。」
「そっか、ありがとう、なんか楽しかった。ねぇ?」
「ん?」
「本来の世界の私に伝えといて。」
「なんて?」
「いつまでも声に虹を掛け続けてって。」
「伝えとくよ。」
そして虹唄七見と世界は消え真っ白になった。
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