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北南家 AM:6:00
光花の部屋
兄の光也が入ってきて彼女を起こす。
「光花、朝だ。起きろ。」
「寝かせて・・・・・・あたしは眠いの!」
「お前の朝食も食べちゃうぞ?」
「いいよ。食べて。後でシリアル食べるから。」
「それも食べるぞ。」
「お好きにどうぞ!」
「じゃあ、お前が起きてからいつも最初に食べるヨーグルトも食べちゃお。」
ガバッ!
「それは困る!おはよ。
お兄ちゃん!」
「おは。」
数分後、二人は朝食を食べながら話を開始。
「お兄ちゃん、またパラシティック捜しから始めるの?」
「いや、今回は違う。レインラビットの通う高校に直接いく。」
とある高校 AM:8:20
一人の女学生が扉を開ける。
「みんな、おはよ。」
「あ、おはよ、雨委。」
数分後、予鈴がなる。
キーンコーンカーンコーンキーンコーンカーンコーン。
このクラスの担任の矢崎が入ってきた。
「きりーつ、きょうつけー、れい、ちゃくせーき。」
「おはよ。
ここでみんなに、悲しいお知らせがある。
山手早苗さんが、昨日亡くなった。」
「えーーーーー!」
教室はざわめきはじめた。おかしい、
雨委と呼ばれた女性はそう思った。
ここ最近このクラス内でこんな話ばかり聞く。
そんな頻繁に人が死ぬのだろうか。
よりによって自分のクラス内だけで。
そのため最近ではこのクラスは呪いのクラスと呼ばれていた。
雨委は授業中の間もずっとそのことが離れないでいた。
「じゃあ、市村さん。
この問題といてみて。」
雨委は数学の先生にさされたが、
あのことで頭がいっぱいで気付かなかった。
「市村さん?」
「は、はい!」
「この問題をといてみて。」
「は、はい。
えーっと、えーっと。
わかりません!」
「ワハハハハ。」
いつも雨委は授業中寝ていることが多い。
そのため、毎回、毎回こんな状況なのだが、
笑い声が最近は減っている気がしていた。
いや、気がするんじゃない。
実際問題減っっているのだ。
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