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AM:2:30
この世界では名のしれた北南(きたみなみ)家
超最新のセキュリティシステムを導入しているため、ネズミ一匹どころかアリ、いやノミ一匹といっても過言ではない。
その北南家の前にローブを被った怪しい者がいた。
その者は超最新のセキュリティシステムをなんの苦労も無く突破し、その北南家のある部屋へと向かった。
北南光也(きたみなみこうや)の部屋だ。
そして彼の部屋につくと静かにいった。
「光也よ、北南光也よ。
頼みがある。起きて私の話を聞いておくれ。」
「・・・・・・あ?後にしてくれ、俺は眠いんだ。」
そういいながらも光也は眠い目を擦り、細めでその彼を起こした者をみた。しばらく沈黙した後、絶叫。
「・・・・・・・・・・だーーーー!ウィスクエーダー!」
「こら、こら、あまり大声を出すと君の妹、光花(こうか)を起こしてしまうよ。」
「だな、んで?なんだ?
話って。」
「数百年前、惑星ウォーターで謎の生命体パラシティックと謎の10人の戦士達ウェザーダイバーとの激しい戦いがあった。」
「んーな、こたー知ってるよ。」
「そしてなんとかパラシティックを、封印することに成功。ウェザーダイバーのリーダーの私はまた数百年たてばまた奴らは復活する。そして奴らは地球を狙うと考えた。」
「それも知ってる。」
「私は調べていくうちに地球にはドリームパネルというものがあり、それはパラシティックを永久封印できるということを知った。ウェザーダイバーになるために必要なウェザーカードとパラシティックの説明、ドリームパネルの説明、各ウェザーダイバーの説明、そして手紙等を特殊な箱に入れて、惑星ウォーターの奥地に埋めた。
地球人がこれを見つけることを信じてな。」
「ああ、知ってるよ。」
「数百年後の今、この地球ではパラシティックとウェザーダイバー達が激しい戦いを繰り広げている。」
「みたいだな。・・・・・・・・・って!!さっきから聞いてりゃあ、全部、俺が知ってることばっかりじゃねぇか!雑談すんなら・・・・・・帰れ、ウィスクエーダー。」
すっかり機嫌を損ねた光也だったが・・・・・・。
「だが私はミスを起こした。」
「ほう、それは初耳。もっと話してくれ。」
「そのミスというのはウェザーダイバーの巨大な力を一つの箱に全て入れたため、箱を開けた時、世界は12に分裂してしまったということなんだ。」
「へ?」
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