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「12の世界とはな、各ウェザーダイバーが一人ずついる10の世界とウェザーダイバーとパラシティックが激しい戦いを繰り広げるこの世界とパラシティックだけのいる世界だ。
このまま頬っておけばパラシティックの世界だけが残ってしまうし、この世界のウェザーダイバーも本当の力を発揮できない。」
「ほう、ほう。ほんで?」
「そこで君に頼みがある。」
「なんじゃらほい?」
「まずはその10の世界を巡って、ウェザーカードを集めることでその10の世界を消滅、そしてそれらの力を使い、パラシティックだけの世界を消滅させてこの世界だけを残す。そしてウェザーダイバーの真の力を取り戻してほしいのだ。これがそのことを行う力と説明書だ。」
そういうとウィスクエーダーはローブの中から数枚のカード、カードリーダー、薄い本、プレートを取り出し、彼に渡す。
「微妙にわかった。でもそのまずはってのがひっかかる。」
「それはウェザーダイバーが真の力を取り戻したら話すとしよう。この頼み聞いてくれぬか?」
「お前がやれ、ウィスクエーダー。」
「無理だ。私はあのウォーターの地からは動けない。」
「じゃあ、今、俺の前にいるお前は幻影か?」
「いや、この世界の人間を操っているだけだ。」
「わかったよ、やりゃあいいんだろ?やりゃあ。」
「ああ、頼むぞ。」
「で?そのそれぞれの世界はどうやっていくんだ?」
「そのプレートが君を導いてくれるはずだ。そこですべきことも簡易的にプレートに表示される。」
「あっそ、なら問題ないね。光花も連れてっていいよな。」
「ああ、彼女も私を知っているからな。では彼女が起きて話をしたら君の終わりなき旅をスタートでいいな?ではまた会おう!」
そういうとローブだけを残してウィスクエーダーは消えた。
「お、おい!終わりなき旅ってどういうことだよ!
いっちゃったよ。まっ、いっか。」
そういうと彼は時計を見た。
「まだ3時12分か。
寝るか。」
光也はウィスクエーダーからのいらないプレゼント達を机に置き、ベッドに再度、ねっころがったのだった。
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