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博「(……おかしい…。)」
博人は違和感に気づいた。
マスタースパークがなかなか来ないのだ。
博「(溜め…にしては長すぎる。)」
そう思いながら博人はおそるおそる目を開けた。
魔理沙がキョロキョロしている。
魔「…どこいった?」
博「(どこいったも何も俺はここにいるじゃないか。)」
魔「霊夢~、博人の気配は?」
霊「さっきから動いて無いわよ。」
魔「いや、でもいないぜ?」
博「(まさか…)」
博人は自分の体を見る。
見えない。つまり透明だった。
博「(これが俺の能力?ちょうどいいや。このまま魔理沙を叩き落とすか。)」
博人は魔理沙の背後に移動する。
霊「あ、動いた。」
博「(余計なこと言うなよ…。)」
魔「どこだ!?」
と言って辺りを見回す。
が、見つからない。透明なのだから当然だ。
博人は魔理沙を後ろから思いっきり蹴り落とした。
訳のわからない魔理沙は地面に真っ逆さまに落ちていき…
叩きつけられた。
博「やり過ぎたかな…。」
魔理沙は気絶したのか動かない。
博「とりあえず、俺の勝ち?」
霊「魔理沙、大丈夫?」
と言いながら霊夢は魔理沙を足蹴にしている。
博「霊夢、魔理沙が死ぬぞ。」
霊「こいつはこれくらいでちょうどいいのよ。それより出てきて魔理沙運んでよ。」
博人はまだ透明だった。
博「どうやったら戻れるかわからないんだけど。」
霊「『元に戻れ』って念じてみてよ。」
博「(元に戻れ、元に戻れ…。)」
霊「あら。やっと出てきたわね。」
博「おお!戻った!」
霊「いいからとっとと魔理沙運んでよ。」
博「あ、ああ。」
青年、少女移動中…
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