『言われ無き罪』

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「自分はやっていない!!」 吉田石松は叫びました。 この事件、寝耳に水の彼…。 しかし何故捕まってしまったのでしょうか? それには一つの思い込みと、罪を軽くしようとした男達の卑怯な思いが交錯したためでした。 刑事は聞き込みの目撃証言で犯行は3人と考え、他に共犯者がいると思い込みました。 取り調べの際、その事を厳しく追求された海田は、自分の罪を軽くするため、刑事の思い込みに便乗したのです。 そして顔見知りの吉田石松の名を事件の首謀者として挙げてしまいました。 そのせいで彼が捕まってしまったのです。 この時、趣味でやっている尺八は凶器として押収されてしまいました。
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