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クラスに着くと半数近くの野郎どもが集まっていた。
「あ!心、席隣だよ!」
「マジ!?やったー!」
ドン!!
「いって……」
何かにぶつかって尻もみをついた。
「ちょっと心大丈夫?!危ないだろ!剣」
剣?
上を向くと…
「わりぃ、コイツがチビだったから気づかなかった」
背の高いイケメンがあたしを見下ろしていた。
短髪の黒髪。
少し鋭い目。
ムカつくくらいイケメンだ。
てかあたしの事バカにしてるよな?コイツ。
女バカにすんなよ!
「チビで悪かったな!ポチ!」
ヘッと言い返すとイケメンが眉を寄せた。
「ポチ?」
「ああ。てめーは顔が犬みたいだからポチだ!人をチビ呼ばわりしやがったんだ。お互い様だろ」
辺りが一瞬シーン…とした。
へ?
「ぷっぷはは!剣がポチ!!ははは!やだ心最高!」
郁が笑い転げているのに対し辺りは静かなままだ。
ポチはあ然としている。
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