☆1☆

10/27
前へ
/27ページ
次へ
クラスに着くと半数近くの野郎どもが集まっていた。 「あ!心、席隣だよ!」 「マジ!?やったー!」 ドン!! 「いって……」 何かにぶつかって尻もみをついた。 「ちょっと心大丈夫?!危ないだろ!剣」 剣? 上を向くと… 「わりぃ、コイツがチビだったから気づかなかった」 背の高いイケメンがあたしを見下ろしていた。 短髪の黒髪。 少し鋭い目。 ムカつくくらいイケメンだ。 てかあたしの事バカにしてるよな?コイツ。 女バカにすんなよ! 「チビで悪かったな!ポチ!」 ヘッと言い返すとイケメンが眉を寄せた。 「ポチ?」 「ああ。てめーは顔が犬みたいだからポチだ!人をチビ呼ばわりしやがったんだ。お互い様だろ」 辺りが一瞬シーン…とした。 へ? 「ぷっぷはは!剣がポチ!!ははは!やだ心最高!」 郁が笑い転げているのに対し辺りは静かなままだ。 ポチはあ然としている。
/27ページ

最初のコメントを投稿しよう!

388人が本棚に入れています
本棚に追加