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「郁、コイツだれだ?」
「心だよ。外部生なんだ」
「へぇ。コイツが…」
「コイツコイツ言うな!ポチ」
「てってめ!」
赤くなって怒るポチの腕を郁が引っ張った。
「剣。やめろ」
あれ…なんか郁さっきと違う。
声低いし…。
しかも、ポチ静かになった。
明らかにポチのが強そうなのに。
「心。コイツ、僕の親友の剣って言うんだ。ポチって言わず、剣って呼んであげて?」
クスクスと笑う郁。
可愛い…。
「分かった。剣。よろしくな!」
可愛い郁に免じて許してやる!
ニコ!と笑い手を出すと、また剣が固まった。
顔を赤らめて。
「お前大丈夫か?」
「!!大丈夫に決まってるだろ!チビ」
「な!!」
「まあまあ。ほら席座ろ?」
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