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郁の意見に従って席に着いたあたしと剣。
「なんでお前が後ろの席なんだよ!!チビ」
「それはこっちのセリフだ!ポチ」
剣と言い合っていると、あたしと同じくらいの背の可愛い男子が(チワワみたい)あたしの席に現れた。
「おっお前!!剣様になんて失礼な事を!しかも郁様とも馴れ馴れしくしやがって!!」
「剣様?郁様?」
は?何、2人ともそんなに偉いのか?
剣がフフンって顔してやがる。
ムカつく!
「心はもう僕らの友達だ。余計な事は言わないで」
郁が冷たく言い放つと、チワワみたいな男子はばつが悪そうに立ち去った。
バッチリあたしを睨んでから。
「…何?剣様とか郁様って」
「そのうち分かるよ」
さっきの冷たい顔とは違ってニコっとする郁。
なんか郁って不思議な奴だな…。
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