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体育館に着くとあたし1人体育館裏に待機。
マジ緊張ー!
大丈夫かな。あたし。
そうだ!
みんなジャガイモだと思えばいいんだっ!
「次は新入生代表の挨拶です。水菜 心さんどうぞ!」
来た!
あたしはガチガチになりながら舞台へ上がった。
うわ……ムサ!
てか多いな~。
まず礼をしようと頭を下げると…
ゴチン!!
「いったぁ~!」
お決まりのマイクに頭ごっつんをしてしまった。
ぶ!!
生徒が笑い少し和やかな雰囲気になりホッとする。
ふと右後ろに目をやると、郁と剣と雷斗が手を振っていて嬉しくなった。
よし!頑張るぞ!
あたしは既に用意していた原稿を読み始めた。
*
「あー!緊張したぁ!!」
「心お疲れー」
「良かったぜ。ある意味」
「頭大丈夫かぁ~?」
4人で体育館から帰っているんだけど…。
「なあ、なんかみんなが俺らの事見てる気がするんだけど気のせいか?」
「気のせいじゃねぇな」
「心は外部生やもんな!昼飯んとき教えたるわ!な?郁」
「うん」
何だろ?
てかみんな心なしかあたしだけ睨んでる気がすんだけど気のせいか?
あ!あのチワワがいた!
睨んでるぅ~!
睨み返してやる!
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