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こくんと頷いたあたしを見て郁が喋り始めた。
「あんまり自慢できるような事じゃないんだけど実は、僕らー」
ガチャン!!!
凄い音がして振り向くと小さい男子が不良っぽい野郎どもに絡まれていた。
「助けなきゃ…」
そう思って立ち上がろうとするあたしを郁が止めた。
「心はここにいて?」
「ちょ!郁?!」
剣と雷斗を見ると普通にご飯を食べている。
「ちょっと!郁を止めない訳?!」
「あれくらい郁やと一発やろ。な?」
「ああ。瞬殺だな」
んな訳ないでしょ!
慌てて立ち上がり、振り向くと…
ガッシャーン!!!!
そこは別世界でしたっ☆
郁が不良Aの胸ぐらを掴み頭突きをし、倒れた彼を蹴飛ばす。
腰が抜けた不良B、不良cに郁が近づく。
郁は普段考えられないようなどす黒い声を出し…
「てめぇ…今俺様が飯食ってんのが分からねぇんか?あ゛!?邪魔してんじゃねーぞごら!!」
えっえええええ!?
郁?!
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