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「だから…心を高校へ行かせる余裕がなくってー…、ヒック、ヒック…」 「ちょ…、お母さん泣かないで…。あたしも協力するから」 「本当!?」 俯いてた顔を上げてお母さんはキラキラした目であたしを見つめた。 「…う、うん。あたし学校行かないで働くよ」 「…ヒック…ヒック……そんなのダメ!高校くらい通わなきゃ!」 ウルウルしたお母さんに見つめられあたしは息を飲んだ。 男子高に通うのは嫌…。 だけどお母さんを悲しませるのはもっとやだ。 あたしが我慢すれば……。 「……分かった…その男子高受けてみる……。」 「お姉!いいの!?男子高って桜ヶ丘高の事だよね?あそこ全寮制だよ?!」 …全寮制!? いっ嫌だ! 絶対むさいよ! でも………、 「みんなの為にあたし、男の子になる!!」 あ…いまちょっとかっこよかった?てへ。←キモ! 「ありがとう!心!勉強頑張って!!」 ーーーーーーーー ーーーー こうしてあたしの男子高行き(全寮制)が決まったのだ。
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