本日、やきもち日和。

6/11
前へ
/40ページ
次へ
「郁人。いきなりどうした? すごい剣幕だったから、みんな驚いてたぞ? 良亮なんて半泣きだったし(笑)」 オレを心配して追いかけて来てくれた恋人の一言に、オレのテンションは再び急降下。 まただ。 また『良亮』かよ。 オレの気持ちに気づいてくれない五関くんの鈍感さが苦しくて。 「なんでもない。」 って意地を張った。 でも、オレの恋人はそんな返事で許してくれるような奴じゃないから…。 ホントは、ただ心配して欲しかっただけなんだ。 .
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

240人が本棚に入れています
本棚に追加