第二章◆『清龍』

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カーテンが靡(ナビ)く。 そこには黒い影。 男子は唖然として、言葉を発せられない。 千夏 「クスッ…… あたしの事がそんなに怖い?」 千夏は微笑みながら聞いた。 「だ、誰だ…?」 少年の声は微かに震えているのが分かる。 千夏 「今更何?分かってるくせに…… ちゃーんと“予告状”渡したでしょ?」 「『清龍』の一人か…?」 やはり少年は『清龍』の事を知っているようだ。 千夏 「あたしは『清龍』の総長… 『ブルー・アイ』よ」 男子は目を見開いた。 そこに立っている少女…… 即(スナワ)ち千夏は、同見ても年下か同い年にしか見えず、彼と同じ高校の制服を来ていたからだ。  
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