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カーテンが靡(ナビ)く。
そこには黒い影。
男子は唖然として、言葉を発せられない。
千夏
「クスッ……
あたしの事がそんなに怖い?」
千夏は微笑みながら聞いた。
「だ、誰だ…?」
少年の声は微かに震えているのが分かる。
千夏
「今更何?分かってるくせに……
ちゃーんと“予告状”渡したでしょ?」
「『清龍』の一人か…?」
やはり少年は『清龍』の事を知っているようだ。
千夏
「あたしは『清龍』の総長…
『ブルー・アイ』よ」
男子は目を見開いた。
そこに立っている少女……
即(スナワ)ち千夏は、同見ても年下か同い年にしか見えず、彼と同じ高校の制服を来ていたからだ。
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