第二章◆『清龍』

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千夏 「これはお前への当然の報いだ。 有り難いと思え?」 千夏がそう言った時、月明かりが彼女の顔を照らした。 「………っ!! お前…まさか…っ」 それを見た少年が、何かに気づいたように声を上げる。 コチ…コチ…コチ… と時計の音が響く。 そして…… 「川さ「さよなら」 千夏 「そして… 逝ってらっしゃいっ!」 千夏はそう笑顔で言うとナイフを右手に持ち、それを男子目掛けて投げた。 ヒュゥ…ッ!! ゴーン…ゴーン… 時計が零時を指す。 と同時に男子は倒れる。 真っ赤な血を、胸から流しながら……  
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