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千夏
「これはお前への当然の報いだ。
有り難いと思え?」
千夏がそう言った時、月明かりが彼女の顔を照らした。
「………っ!!
お前…まさか…っ」
それを見た少年が、何かに気づいたように声を上げる。
コチ…コチ…コチ…
と時計の音が響く。
そして……
「川さ「さよなら」
千夏
「そして…
逝ってらっしゃいっ!」
千夏はそう笑顔で言うとナイフを右手に持ち、それを男子目掛けて投げた。
ヒュゥ…ッ!!
ゴーン…ゴーン…
時計が零時を指す。
と同時に男子は倒れる。
真っ赤な血を、胸から流しながら……
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