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一週間後。
秀一達が妙にそわそわしているのが気になり、唯華は登校中に二人に聞いた。
唯華
「何か隠してるでしょ?」
「さぁな?」
秀一と充の声は、見事に一致。その瞬間、ビクッと体を震わせる二人。
唯華
「ハモる所が益々怪しい…!!
白状しろ!!」
理由は、唯華が二人をギッと鋭い目付きで睨んだからだ。
充
「な、何でもねーよ」
充は慌ててそう言った。その様子が益々怪しく見えた唯華は何かを言おうとしたが、千夏に遮られてしまった。
千夏
「何でもねーって言ってるんだからさ。
落ちつきなよ。ね?」
千夏は唯華に優しく言った。
唯華はジーッと二人を睨んでたが、漸く視線を離し、はぁ…と溜め息をついた。
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