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その日の放課後。
秀一と充は首謀者である女子……波花を呼び出した。
波花
「秀一君?充君?一体どうしたの?」
波花がキョトンとした目で二人を見た。
秀一
「気安く名前で呼ぶな」
秀一は冷たく言い払った。
波花
「ご、ごめんなさい…」
いつもと違う秀一を見て戸惑ったのか、下を向いて謝った。
充
「『呪われし者 龍神が裁きを下す』
これ…俺らが書いたんだぜ?」
充はクスクスと笑いながら言う。波花はバッと顔を上げた。
波花
「な、何で……」
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