第三章◇『龍神』

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秀一 「フッ……この期に及んで何を言ってるんだ? 千夏を苦しめてる首謀者…お前だろ?」 波花は黙り込んだ。 波花の様子を見て、秀一は《図星(ビンゴ)だな……》とニヤッと笑った。 充 「仲間にさ、手ぇ出さないでくれる? ……ってもう遅いか」 秀一 「お前はもう手遅れ。 命乞いしても無駄だぜ?」 そう言って秀一は腰からスッと何やら黒いものを取り出した。 拳銃だ。  
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