第三章◇『龍神』

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秀一 「大丈夫!痛くないから。 直ぐに逝かせてやるからなっ!」 秀一がニヤリと笑う。 波花 「や、やめて… お願いします!!」 波花は体を震わせながら必死に頼む。 充 「さっき秀が言っただろ? 『命乞いしても無駄だ』って」 秀一 「そーゆー事ぉ!」 秀一はふざけた言い方をするも、波花の心臓を狙って引き金を引いた。 サイレンサーが付いてるお陰で聞こえるのは空気を裂く音だけ。 それもほんの一瞬。 弾は彼女の心臓を撃ち抜いた。それと同時に彼女は倒れた。 充 「フッ…馬鹿な女…」 秀一 「千夏にさえ謝れば、死なずにすんだのに……自業自得だな……っ!」  
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